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富士山

2015年8月13日 (木)

2015年8月10日富士山に登ってきました。後編

山頂の久須志神社の前で横になっていたのですが、3人の外人
(多分アメリカ人)が山頂に来てから、あちらこちら、うろうろしています。
なんだろうなあ・・・気になるなあ。と思っていたら、そのうちの一人が
声をかけてきました。

アメリカ人(以下米さん) 「ちょっといいですか?(といったと思われる)」
とし   なんでしょう?
米さん 「山頂に来たのはいいが、寒すぎます。私達は非常に危険な状態です。」(といったと思われる。) 

確かに彼らは、上半身Tシャツ下半身短パンといういでたちです。
とし「下山したらどうですか?」
米さん「ヘッドライトを持っていません。暗い中の下山は危険です。」
仕方ないので、緊急用に持っていたレスキューシートを3枚、彼らに与えました。
米さん「いくらですか?お金払います。」
とし「それ百円ショップで買ったものなので、差し上げます。」
ところが、彼らは食料も持っていません。
仕方ないので、持っているパン全部と行動食の柿の種を渡しました。
(まあ、アメリカ人が柿の種食べるかどうかはわかりませんが)

そうこうしているうちに、今度は、アメリカ人(と思われる)のカップルが登ってきました。
あろうことか、二人とも短パン。
彼らは、「寒い。耐えられない。」と言い始めました。


久須志神社の隣に、発電ができる小屋があって、寒さを避けるために彼ら5人はそこに入りました。(多分立ち入り禁止ですよね。)しかし、そこも30分くらい経った時、いきなり消灯になりました。
ついに彼らは、下山を決意。
カップルが持っているライトを頼りに下りていきました。

富士山は、日本でも有数の観光地なんですが、多分こんな外人さんが、毎日登ってくるんでしょうね。山梨県も、静岡県も登山口で協力金を徴収するのであれば、一言注意してあげるくらいの対応があってもいいかもしれません。
特に、協力金を払ったときにもらうパンフは日本語で書かれているので、外国人には理解できないでしょうからね。

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彼らが去った後、また寝袋にもぐりこみます。
その後、数人の登山者が登ってきましたが、さすがに皆さん防寒対策はしっかり
されている方ばかりでした。
それでも、富士山頂の気温は3度くらいでしょうか?かなり冷え込みがきついです。
寝ていると地面から体温が奪われている感じで、ちょっと横になっているのもつらくなってきました。
やむを得ず、持っている服をありったけ着込んだらやっと落ち着きました。
富士山頂には、トイレもあるのですが、寒さのあまり共同トイレで暖を取っている登山者もいます。

12時まで吉田口の山頂にいましたが、眠れないので剣ヶ峰に向かいます。
相当早いですが、御来光の場所取りです。
吉田口の登山道を見ると、ヘッドライトの明かりがわずかながら列をなして登ってくるのが見えました。
山小屋を早めに出発した登山者の皆さんですね。

久須志神社を出て、時計回りに剣ヶ峰を目指します。歩き始め、一部わかりづらいところがあって、すぐに大日岳という山頂があり、その左側を通らないと行けません。
はじめ大日岳に登ってしまい。崖の行き止まりにぶつかって、一度引き返して道を見つけました。


真夜中の12時ですが、風がなく、なんとも不思議な感覚でした。満点の星空、眼下には町の夜景。なんだか地球ではない別の惑星をあるいているような感覚でした。

およそ30分くらいで、剣ヶ峰に到着しました。本当の最高峰です。
歩いているうちに寒さも消えました。
山頂の手前から一緒になった登山者がいらっしゃいました。

剣ヶ峰に到達したときに、「おめでとう」と言ったらありがとうと答えてくれ、そのままハイタッチをしました。
彼は、グワテマラ来たポールさんという方です。日本は美しい。富士山に登れてラッキーと話してくれました。

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ちなみに、ポールさんとみていた富士山最高峰、剣ヶ峰の景色はこの景色です。食べ物がほとんどなかったので、コーヒーを飲んだり、ホットワインを飲んで体を温めて寒い夜をしのぎます。
長い長い時間が過ぎ、徐々に夜が明けていきます。
最初は二人だけだった山頂にも、いつしか100人以上の人たちが登ってきました。
特等席で、御来光を待ちます。

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早く来ないかな・・・早く、早く

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ゆっくりと空が明るくなっていって

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やっと御来光が来た!!!

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その瞬間「おおおおお」というどよめきが上がりました。
拝んでる人、手を振っている人、万歳をする人、写真を撮りまくる人さまざまです。
最初は、御来光なんて、とか思っていましたが、やはりいいもんですね。

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御来光をたっぷり堪能したあとは下山です。運よく、影富士も見られました。
綺麗な空と影でした。
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登った時は見えなかったお鉢の中を見て下山します。
下山は、静岡側、富士宮口に下りることにしました。

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下山は太平洋を眺めながら、2時間で下山しました。

富士山本当に楽しかったなあ・・・・
来年、また登りにきたいです。富士山、ありがとう。

※余談ですが、翌日は別の山の登山を検討していました。
しかし32度を超える気温。あまりの暑さに山をあきらめて、伊豆で泳いでしまいました。

2015年8月10日 富士山に登ってきました。前編

昨日は宮城県の蔵王にいましたが、今日は山梨県に向かいます。ヽ(´▽`)/
今日登るのは日本の霊峰、富士。
富士山、それはあまりにも存在が大きすぎる日本の名山。
登山が趣味なんです。というと必ず聞かれる「富士山は登られましたか?」の一言。
そうなんです。登山や山に興味が無い人でも、山といえば富士山を連想します。その富士山には、やはり一度は登るべき!ということでいよいよ今日、富士山に向かいます。
この富士山、事前にいろいろ調べたのですが、毀誉褒貶が激しい山ですね。
富士山の悪口で多いのは主に、
①いわゆる観光地。誰でも登るので渋滞がひどい
②ただの大きな砂山で趣に欠ける。
③商業主義の山小屋が不親切。
④素人が登る山。登山愛好家は他の山を目指す
などなど。
富士山に限らず、ある程度登山者が多く訪れる山の宿命なんでしょうが、登山を趣味としない人が登る山は、山ではなく観光地化してしまっている。という批判を受けるケースが多く見受けられます。その代表がおそらく富士山ということになるのでしょう。
とはいえ先入観は、正しい一面を見られなくする危険があります。自分富士山に登り、自分の目で富士山を見て、そこがどんな山なのか?しっかり確認してきたいと思います。

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朝一で東京に到着。電車を乗り換えてまずは大月駅を目指します。
上の写真は西国分寺のKIOSKです。オシャレだな~さすが東京。
ここでJR中央線、快速高尾行きに乗り込みます。
さらに、高尾でJR中央本線普通 甲府行きに乗車し大月駅に向かいます。

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大月駅から河口湖行きの富士急行線に乗り換えました。
初めて乗りましたが快適な電車です。
成田エクスプレスが成田から河口湖まで直接乗り入れできるようになってるんですね。
このアクセスの利便性の高さ!外国人に富士山が大人気の訳だ。
ということで、車内を見渡すと、乗客の9割は外国の方でした。まさかみんな富士山に登るわけではないのでしょうが、それでもザックを持っている人が多いです。
ちなみに大月駅から河口湖駅までの乗車料金は1140円でした。

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乗車率は90パーセントくらいでしょうか。大きなザックを持って中に入って席さがしも面倒なので、デッキにいましたが、なんと・・・・デッキにも回転式の座席がありました。通常は収納されているんですが、取っ手をつかんで手前に引くと、ご覧のような椅子がでてきます。
素晴らしい電車だな~。快適快適♪

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河口湖駅到着。ご覧のような富士山のキャラクターが描かれた電車が止まっていました。
外国人の皆さん、電車に群がり写真をパチパチ。
僕もパチリ

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河口湖駅で、水と食べ物を補給しました。水は吉田口5合目で買うと高そうなので、バスに乗る前に駅近くのコンビニで調達します。
河口湖駅から吉田口五合目までは富士急山梨バスを利用します。料金は片道1540円、往復ですと2100円です。このバスには、長い行列ができています。乗れるかな?と心配しましたが、ぎりぎり無事乗れました。一時間ほどバスに揺られました。

当初の計画では、新宿から高速バスを使っての富士山アプローチを考えていました。しかし夏休期間中は帰省客で、高速の渋滞にはまるのが心配だったので、電車とバスのアプローチとなりました。大正解でした。
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吉田口は、もう外国人の方で大賑わいです。主に英語と中国語の会話が多いかな。

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金剛杖が売ってますね。登りには重宝しそう。(電車では邪魔になりそうだけど)

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吉田口五合目にある小御嶽神社です。売店のすぐ隣にありました。神社の近くには展望台もあります。

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五合目でお土産眺めたりして30分ほどのんびりしました。
時間はPM2時40分そろそろ出発しましょう。
六合目に向かって歩き出すと、乗馬のコーナーがありました。
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この馬に乗って6合目まで運んでもらえるみたいです。
ちなみに歩き始めはいきなり下るので、一瞬道を間違えているのでは?と心配になりました。

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安全指導センターを越えると、いよいよ登山道入り口です。ここでは協力金を払ってパンフとバッジをもらいました。

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結構ガスガスですね。視界不良です。
天気予報では晴れの予報なので、途中から晴れてくれると嬉しいな。
お天気の回復を期待して登山開始です。

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吉田口の標高が2305メートルですから、実は、ここはかなりの高さです。(東北最高峰の燧ケ岳山頂くらいあります。)いきなり雲が足元に広がっていますからね。
上を見上げると、九十九折の登山道が続いています。山頂まで、ずっとジグザグに登っていく感じなのかな?

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登り始めてすぐに渋滞にぶつかります。
老若男女、たくさんの人が登っていますね。それにしても混雑がすごい。
いままで、こんな渋滞を体験したのは、記憶にあるところだと紅葉の時期の安達太良山くらいですね。

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渋滞に身を任せ、のんびりゆっくり登って七号目の日の出館に到着です。
山小屋に到着するたびに、登山者がほぼ全員休憩に入るので、その隙間を狙って先に進みます。
(この後も渋滞→小屋着→一気に抜け出す→渋滞のループの繰り返し)
でも渋滞にもメリットがありますね。渋滞にはまれば、ゆっくり歩けますから疲れないですみます。このまま体力温存して登っていこう。

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すこしずつ、雲が開けて、青空が見えるようになってきました。団体の登山者の人たちが多いです。みんなツアーかな?高齢のチーム。若者のチーム。女性だけのチーム。いろんなチームがありますね。
心に残ったのは、子供たちと先生と親御さんのチーム。子供たちを先生が励まし、先生を子供たちが励まし。一心不乱に登っていきます。
先生と子供たちの笑顔がいいんですよね~。ほんと素晴らしい。
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おなじく七号目にある富士一館到着。少し登山者の数も少なくなってきたかな?

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このあたりからますます、お天気回復基調。白い雲が美しいなあ。
   

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八合目手前の東洋館に到着。


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八合目が近づくにつれ、道がだんだん険しくなってきます。

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八合目太子館到着。ここまで調子よくて、水も飲まず、トイレも入らず休憩ゼロで来られました。続いて上を目指します。   

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休憩中の女性2人組が、静かに雲を眺めています。
一人の女性が「こんな大きな雲ってあるんだね」とつぶやき、もう一人の女性が「うん」とうなずいて、また雲に見入っていました。
うん、確かにすごい雲でした。
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空の深みが増してきました。雲のボリューム感も圧倒的です。

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少し日も傾いて、真っ白だった雲が心持ち金色に変わってきています。
優しい風にゆっくり雲が動いていきます。穏やかな空。そのまっただ中にいられる幸せ!

と、電話が・・・
「もしもーし、今どこだ?」
山の師匠から電話をいただきました。心配して電話をかけてくださったのかな?
ありがたいですね~
山頂への予想到着時間を教えていただくなど、いろいろアドバイスを頂きました。
電話で声を頂いてさらに元気がでました。さあもう一息!山頂を目指しましょう。
ここからは雲のオブジェを楽しみながらの山旅です。   
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目の前に金の壁!

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須走口との分岐点
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景色が素晴らしすぎて、ハイ状態でした。
まさに空中の散歩です。
冒頭述べたように、富士登山には、ネガティブな意見もあるのですが、目の前に広がる空の圧倒的な解放感や雲にできる陰影や光の美しさは、ネガティブな意見を圧倒的に凌駕する素晴らしさがあります。

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地球と宇宙を実感する景色・・・・
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少しまた日が傾いて、透明感のある空に色が変わりました。
なんだか、船の上から海を見ているような景色ですね。
(心に残る1枚になりました。)

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さて・・・・・いよいよ九合目です。
ここまで来ると登ってくる登山者もまばらです。
ここまで調子よく登ってきたのですが、ここにきて空気の薄さを実感しました。
一気に登ろうとするのですが、通常の呼吸では追いつきません。
ランニングを走るときのように二回大きく息を吐き出さないと、苦しくて呼吸ができない。
酸素の濃度は平地の3分の2程度。こんなに苦しくなるものなんですね。
8合目で休憩を取っていた外国人3名の方が、僕を追い越して登って行ったのですが、ここで歩けなくなって大休止されていました。一人の人は嘔吐していますけど大丈夫かな。
(ちなみにこの3名の方とは、このあとちょっと面倒なことになるのですが・・・)

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息苦しさも、空と雲を見ると忘れられます。
ここまで来たら、一気に山頂に行きましょう。
ガンバ!と自分に気合。
息は苦しいけど、ほんと楽しい。


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もうあと200メートル!
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息苦しさでかすむ目に山頂が・・・・・
(ではなく単なるピンボケ写真です。)

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やったー!山頂到着。最高地点ではありませんが、とりあえず山頂です。
時計を見ると、時間はPM7時20分。
まずは自宅に電話
とし「もしもし、着いたよ山頂」
妻「おめでとう。よかったね。でどこに泊まるの?」
とし「うん 野宿」
妻「・・・・・・・・」
とし「大丈夫、万が一のツェルトもあるし、(幕営禁止だけど・・)食べ物たくさんもってきたし、水も3リットル手つかずだし、風もないから寒くないし(このあと檄寒を体感するのですが)とにかく心配しないで」
という会話をしたあとは、持ってきたビールで乾杯。
荷物を軽くしないとね。

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山頂では写真を撮ります。もう夜景が綺麗でまた感動。

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ツェルトは張りませんでしたが、床にシートを敷いて寝袋を出してもぐりこみます。
あー、ふかふかだ。快適快適
シュラフから顔だけ出して穏やかに空を見上げます。
流れ星が尾を引いて流れていきます。近いなあ。
遠くで花火の音が聞こえます。
星が大きいなあ。


そんな時でした。大休止していた外国人の3人組が登ってきたのは・・・


続く
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